在宅医療 〜在宅介護・在宅看護とは〜

在宅医療 〜在宅介護・在宅看護とは〜

在宅医療 〜在宅介護・在宅看護とは〜

「在宅医療」とは、その名の通り、在宅で行う医療のことです。
すなわち、医療従事者が通院が困難だとされる患者の自宅や老人施設を訪問しておこなう医療のことをさします。
在宅医療とは、病院において一元的に提供されている医療サービスを、地域の様々な医療機関に役割分担をして、患者の自宅で同様のサービスを提供することと言えます。
そのため、在宅医療は、外来・入院に次ぐ「第三の医療」と言われています。
その在宅医療の中の、「在宅介護」と「在宅看護」について説明します。
高齢者の多くは、老後も病院や老人ホームではなく、住み慣れた家や家族と共に暮らしたいという願望をもっていると、一般的に言われています。
そのため、1986年に、厚生省の高齢者対策企画推進本部報告によって、在宅介護・在宅看護などの在宅サービスシステムを確立し推進するという政策の方向性が示されました。
在宅介護とは、要介護者が自宅で生活しながら、ホームヘルパーによる介護サポートを受けて生活する形態のことです。
また、在宅看護とは、自宅で闘病・療養をしている患者を看護師や保健師が訪ねて、日々の健康状態の観察や日常生活の介助、衛生指導などをおこない、患者をケアする形態のことです。

在宅医療と在宅看護の費用は健康保険が使えない実情

自宅で診察や治療を受けることに在宅医療・在宅看護・在宅介護などがあります。
どれも同じことの様にイメージされ易いですが、在宅医療・在宅看護と在宅介護は、現在の医療体制や保険体制から見るとまったく別物なのです。
まず、在宅医療と在宅看護ですが、現在ほとんどの病院で対応していません。
なぜならば、在宅での医療や看護に必要な訪問診療や訪問看護は、現在の健康保険では許されていないからです。
例え足を骨折して病院に通って治療することが困難な場合でも、定期的に医師や看護師に訪問してもらっても健康保険が適応されないのです。
そのため、足を骨折した人は病院に入院して治療を受けるしか方法がないのです。
一方、高齢者を対象とする在宅介護では、介護サービスのひとつとして訪問看護が介護保険の対象として認められています。
ただし、訪問看護でも医師が診断して治療方針を組み立てて治療を行なわなければなりません。
病気や怪我の診断と治療は医師しかできないと法律で決められているからです。
そのため、介護保険を使った訪問看護は結局、医師によるきめ細かな在宅医療を受けているのと同じことなのです。
この様に在宅医療と在宅看護は、現在の医療体制と保険体制では介護保険を利用している人しか利用できないのが実情なのです。
推奨サイト:日本在宅医療学会

 


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